国税庁は2026年7月1日、2026年分(令和8年分)の路線価を公表しました。
路線価は、相続税や贈与税で土地の価額を計算するときの基準となる数値です。都道府県庁所在都市の最高路線価は、47都市のうち44都市で前年より上がり、下がった都市はありませんでした。
こちらのページでは、実家の土地の評価を確かめる方法とあわせてまとめています。

このお知らせの要点
- 2026年分の路線価は、2026年1月1日時点の評価。2026年中の相続や贈与に使う
- 都道府県庁所在都市の最高路線価は、上昇44都市、横ばい3都市、下落0
- 路線価は、地価公示価格などを基にした価格の80%程度を目安に決められている
- 実家の土地の路線価は、国税庁の「財産評価基準書」のページで無料で見られる
路線価は、相続税と贈与税の土地の評価に使う
相続税や贈与税では、土地などの価額は時価で評価します。国税庁は、土地の評価を簡単にできるよう、1月1日を評価時点として路線価と評価倍率を定めています。2026年分は7月1日に公表されました。路線価は、地価公示価格などを基にした価格の80%程度を目途に定められています(国税庁「令和8年分の路線価等について」)。
路線価が定められている地域では、面する道路の路線価に土地の形などによる補正と面積をかけて評価します。路線価のない地域では、固定資産税評価額に決められた倍率をかけて評価します(国税庁「No.4602 土地家屋の評価」)。
都道府県庁所在都市の最高路線価は、44都市で上昇
国税庁が公表した「令和8年分都道府県庁所在都市の最高路線価」では、前年と比べて次のとおりでした(国税庁「令和8年分都道府県庁所在都市の最高路線価」)。
| 項目 | 2026年分 |
|---|---|
| 上昇した都市 | 44都市 |
| 横ばいの都市 | 3都市(青森、津、鳥取) |
| 下落した都市 | なし |
| 最も高い地点 | 東京都中央区銀座5丁目 銀座中央通り。1㎡あたり5,336万円(前年比11.0%上昇) |
| 上昇率が最も高い都市 | 佐賀(17.0%) |
この表は、各都市で最も高い1地点の比較です。実家のある場所の路線価が同じように上がっているとは限りません。
実家の土地の路線価を調べる
- 国税庁の「財産評価基準書 路線価図・評価倍率表」のページで、年分(令和8年分)と都道府県を選びます(国税庁「財産評価基準書」)。
- 市区町村と町名から、実家の土地が面する道路の路線価図を開きます。
- 路線価図に載っていない地域は、評価倍率表で固定資産税評価額にかける倍率を調べておきます。固定資産税評価額は、毎年届く固定資産税の課税明細書で分かります。
相続税がかかるかどうかは、土地の評価のほか、預貯金などを含めた遺産の合計と基礎控除で決まります。計算の流れは 実家の相続税、自宅の土地の評価を80%減らせる場合は 小規模宅地等の特例 で書いています。
自分の場合に当てはめる
実家の土地の評価を、この順に見ます
- 登記事項証明書か固定資産税の課税明細書で、実家の土地の所在と地番、面積を見ます。
- 国税庁の財産評価基準書で、令和8年分の路線価図か評価倍率表を開きます。
- 路線価×面積、または固定資産税評価額×倍率で、おおよその評価額を出します。土地の形による補正は、税理士に相談します。
迷ったときの相談先:公的な相談窓口(税理士会の税務相談など)
各リンク先の確認日:2026年9月24日出典・記事情報
記事の内容は、以下の一次情報をもとに作成し、公開前に確認しています。
- 国税庁「令和8年分の路線価等について」(公表日(2026年7月1日)、1月1日の評価時点、地価公示価格等の80%程度。確認日:2026年9月24日)
- 国税庁「令和8年分都道府県庁所在都市の最高路線価」(上昇44・横ばい3・下落0、銀座5丁目、佐賀の上昇率。確認日:2026年9月24日)
- 国税庁「財産評価基準書 路線価図・評価倍率表」(路線価図と評価倍率表の見方。確認日:2026年9月24日)
- 国税庁「No.4602 土地家屋の評価」(路線価方式と倍率方式。確認日:2026年9月24日)
更新履歴を見る
2026年9月24日:初版を作成。


